獺祭 純米大吟醸

更新日時:2017-08-22 11:27:12

最近非常に人気を集めている日本酒といえば、この獺祭です。難しい字ですが「だっさい」とよみます。獺とはカワウソのことですね。

獺祭にはいくつも種類がありますが、すべて純米大吟醸です。獺祭の蔵元である旭酒造は小さな会社ですが、あえて本格的な純米大吟醸に商品を絞ることでクオリティの高いお酒を出しているのだとか。

特におすすめなのが「遠心分離 磨き二割三分」です。ちょっと日本酒には見慣れない単語ですよね。これは、旭酒造が独自に開発したもので、遠心分離にかけることで無加圧の状態でお酒を絞ることができて、日本酒ならではの花屋かな香りや味のふくらみを損なわないシステムなんです。

そして磨きにもこだわっています。お酒における磨きとは、精米のこと。お米からたんぱく質などの雑味の原因となるものを取り除くわけですが、獺祭に使う米はこの磨きを極限まで極めています。なんと7日間、168時間も磨きに費やしています。だからクリアな味わいのお酒に仕上がっています。磨きをすることによって使用する部分が米の中心部に近づくほどお酒は美味しくできあがるのですが、二割三分の名の通り、このお酒はなんと米の中心から23%の部分のみを使っている、まさにトップレベルの日本酒なんです。

飲んでみた感想としては、上品な甘みとフルーティーさがあって、透明感があるのにとても複雑な味わいで、高級日本酒の中でもまさにトップクラスの美味だと思います。

伝統に現代の技術を惜しみなく投入することで、量産型にはならずオンリーワンになった存在ともいえるお酒が獺祭なんですね。

ピックアップ
ページ上へ